ynk’s blog

グループのオタク(+西宇末)2010~2021

愛してるのに、愛せない

クソデカ感情をだらだら書き綴っているメンヘラ女のお気持ちポエムです。

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#ありがとうAAA
#ThankYouforAAA15years

というハッシュタグを見て、どうしてかとてつもなく虚しい気持ちになって、このブログを書いている。

私がAAAへ最期に伝えたいことは何だろうと考えたときに、どうしても1番に出てくる言葉は「ありがとう」ではなくて、でもじゃあなんて言葉なんだろうって考えて、思い浮かばなくて。
AAAのことは嫌いじゃなくて、といって好きかと聞かれたら「好きなんだけどそう単純じゃない」と答えるのだと思う。
AAA風にいうなら「愛してるのに、愛せない」で、各メンバーかソロについて熱く語れば「眩しすぎて苛立ちが募る」し、彼らが休止を選んだことは「判りたいのに判らない」。
ただ好きというには、AAAのことを知りすぎていたし、愛しすぎていて、憎みすぎていたのだと思う。
メンヘラか。

AAAのメンバーがAAAよりも優先したかったもの、大切にしたかったものがソロなのだとしたら、それはやっぱり私にとって受け入れがたくて。
私の好きな「AAA」を捨てて選ぶものに対する妬ましさと悲しさと虚しさが先にきて、あの日以来純粋にソロを楽しむことが出来なくなってしまった。


AAAが活動を休止すると知った日から今日まで、「AAA」というフィルターを通さずにソロを受け入れられないか何度も考えて、「きっとAAAとか関係なくソロのことが好きだよ」と言い聞かせてみたけど、どうしてもソロのことを考えられなくなってしまった。

「AAAだから好き」とか「AAAじゃなくても好き」とか、そんなこと全然関係なくて。だって私は「AAA」から彼らを知って応援してきたのだもの。

私がAAAを好きになった時、日高くんは(デビューしていないまでも)唯一ソロ名義を持っている「SKY-HI」だったけれど、私は日高くんを知ってしばらくSKY-HIとしての彼を見たことはなかった。
SKY-HIがファンに「SKY-HIの時にAAAのグッズを持ってこないで欲しい」と言った時、日高くんにとってAAA日高とSKY-HIは別物なのだと知った。
厳密に言えば多分彼は「別物」と言いたかった訳じゃなくて、SKY-HIでいる時にHIP-HOPの人たちからアイドルの日高として見られるのも、HIP-HOPの世界をアイドルのファンに踏み荒らされるのも嫌だったのだと思うのだけれど。
(その後SKY-HIとAAA日高のどちらも自分だというような発言を何度もしているし)

それから、メンバーがソロデビューしても、完全に切り分けて考えるようにした。
特に、HIP-HOPとアイドル(彼がそう呼ぶので不本意ながらそう呼ぶ)とジャンルが違う日高くんのこと、Nissyとしての活動はAAAPartyでなるべく公開しないと方針を定めた西島くんのことは同一視しないように意識した。

Nissyとしての彼のことを熱心に追っていないライト層なので、彼が熱望したソロでの道をどうやって切り開いたかまでは知らないけれど、俳優のお仕事をするときに「自分の仕事をきっかけにAAAを知って貰うため、クレジットは西島隆弘(AAA)にする」と人一倍クレジットに意識を向けていた彼がAAAと表記しないということは、そういうことなんだろうと思った。

メンバーみんなのソロの活動を見て、ソロを好きになった。ソロの曲も、ライブも、グッズも、アパレルも、色んな形で応援してきた。
ソロの活動が活発になっても、グループより熱が入っているように感じられても、いつかインタビューで読んだ「それぞれがソロ活動で得たものを持ち寄るからAAAが成長できる」「AAAという基盤があるからソロができる」という言葉が支えてくれた。

AAAの○○とソロ名義は別物だけれど、最終的に基盤であるAAAに還り着くのだと信じていた。
ソロで出会うよりも前から、ソロが動き出した後も、私にとってもAAAが基盤だったから。

だから、「AAAとか関係なくソロのことが好きか」なんてもう想像することもできないのだと思う。
「叶うならどうか名前も知らないままの二人から もう一度出逢って辿りなおしてみたい」というのはまさに適当な表現で、AAAなんて知らない私がソロとしての彼らに出逢ってみないときっと判らないのだ。そして、そんな日はこない。


だから、2020年にAAAとして還元されたものを精一杯の力で届けてくれるのだと信じていた。
思いが煮詰まりすぎて大切にしたいものや考え方が違っても、少なくとも2020年はメンバーみんなが全力のAAAに会えるのだと思っていた。
そうしたら、基盤が外れても、独立したそれぞれのソロを応援しようと思っていた。


そうしていたら、いつの間にか2020年が終わった。気付けば、私たちはあの日以降のAAAとしての彼らのパフォーマンスを一度だって見ていないし聴いていない。
新曲はおろか既存の曲すら、ベストアルバムにもミュージッククリップ集にもリミックスアルバムにも、新規に収録された音源も映像もほんの一瞬も無かった。メンバーが不調だったとはいえ、唯一の活動である生配信もトークのみ。そして、その間にソロでは沢山の配信と新曲とライブがあったね。

AAAとして準備していた色んなものが、コロナの影響で消えたと聞いた。シンプルにお届けする手段が無いらしい。でもね、私にはそんなことはわからないのだ。
私は所詮茶の間から見ることしかできないファンだから、彼らがどんなものを用意してくれていたのか知るすべはない。だから、彼らが見せてくれるものが私にとっての「AAA」で。
例えものすごく性格が悪くても、それを完璧に隠し通して見せないでいてくれたら、それが私にとっての真実だと思っている。スキャンダラスな恋をしていても、それを隠し通してくれていれば、それもまた私にとっての真実だ。
不仲だと噂されても、私の前で仲良さそうにしてくれていたら、それが真実になる。
でも、この1年で私から見えたAAAは「ソロでは沢山活動してもグループでは活動しない」「収録や撮影ですら5人揃わない(9/14の配信を除く)」「AAAとしてのパフォーマンスを一切しない」「一人が休止をすることを知らないメンバーすらいる」「ファンがどれだけ声をあげても結局変わらなかった」ということだった。
私は所詮ただのファンだから、それ以外のことは知るよしもないのだ。
事実上の解散だとか、誰かが病気で活動できないとか、誰かが辞めたくて仕方がないとか、あまりにも不仲で顔も合わせたくないとか、5人のAAAでは活動したくないとか、AAAのファンのことが嫌いだとか、事務所と上手くいってないとか、+PLUSも嫌々やっていてもう限界だとか、どんな事情があったにせよ、それは私からは見えない。
見えないけれど「どれだけファンが求めてもAAAが2020年に活動することは(トーク生配信以外に)なかった」ということだけは真実だった。

2020年も残すところ1日を切って、15年間AAAでいてくれた彼らに対して1番に思うことは「どうして」だと思う。
どうして活動休止をするのか、どうして2020年に活動してくれなかったのか、どうして16年目もAAAでいてくれないのか、どうしてグループをそのままにソロで活動できるのか、どうしてファンから求められてもずっと沈黙を貫いたのか。

自分勝手なファンだから、ありがとうを伝えるよりも前に、錯綜する「真実」の答えを知りたいと思ってしまう。その真実に誠意があったのかをはかりたくなってしまう。
「15年目」をありがとうの対象に含めても良いのか悩んでしまう。去年までのことならいくらでも感謝を伝えられるのにね。


ありがとうよりも聞きたいことがあって、ぶつけたい気持ちがあって、でもだからといってAAAに対して感謝してないとかそんなことはなくて。
AAAには沢山幸せを貰って、AAAに出逢っていない自分が想像できないくらい自分の人生に強く深く影響して、AAAに人生を豊かにして貰ったこともまた真実で。
もしかしたら不本意な活動だったのかもしれない、いつからか自分の大切にしたいものを阻害するものだったのかもしれないけれど、それでも少なくとも14年AAAの活動をしっかりやってくれたメンバーには感謝してる。それは5人だけじゃなく、かつてAAAとして私に与えてくれた3人にも。
15年目も、どんな気持ちであったにせよトーク配信をしてくれたこともありがとう。
AAAのためにソロで楽曲を作ってくれたメンバーもありがとう。本心か上辺のものかは分からないけれど、それでも私から見たものが真実だと思っているし、悔しくて悲しくて切なくて心を凍らせながら1年を過ごしてきたファンとして、その不安と苦しさを掬い上げて貰えたことに感謝以外の感情はない。

幸せなことだけじゃなかったし、特にこの1年はほんの僅かな幸せに対して大きな大きな苦しさを抱えていたけれど、その苦しみを引き継いで人生をやり直せたとしてもまたAAAを応援すると思う。

純粋なありがとうも、純粋な好きも、とっくに失くしてしまったけれど、きっとAAAのことが好きだし、AAAに対して感謝もしています。

メンヘラだから、この長文過ぎる文章を書いてようやく自分の気持ちの整理をつけられた気がする。


2021年以降に延期されたドームツアー、正直やると思ってない。やったとしてもツアーの内容に一ミリの期待もしてないです。それくらい2020年のAAAにがっかりしてしまった。でも8公演チケットが取ってあるので、日程的に問題が無さそうなら全部行こうかな。好きの気持ちにけじめをつけるために。

AAAmobileは2020年を見届けて、1月には退会しようかな。きっと5人揃うことはないので。
AAAPartyは、AAAが解散するまで会員でいたいな。活動再開するとは思ってないけど、少なくともAAAに嫌気がさすまではAAAのファンでいたい。

明日からのソロのことは、応援する気もないけど、一部のメンバーのことは適度な距離を保ちながらふんわり追いかけて行きたいです。
AAAをファンに見える形で大切にしてくれなかったメンバーのことはごめんなさい。私から見えるものが真実だから、「AAAを蔑ろにした貴方」のことを応援出来るほど私からAAAへの気持ちが軽いものでは無かったのだと思います。

きっと明日からの私も、2020年の私と同じように過去のAAAを思い返して、過去の面影を探して、AAAのことを憎みながら好きでいるんだろうな。
いつか好きでなくなったら、それはそれで幸せだろうと思います。



「お元気で」


AAAでいることをやめたメンバーに伝えたい言葉はきっとこれ。

複雑に入り交じったぐちゃぐちゃの気持ちのありがとうも伝えたいけれど、いつまでもAAAのことを見つめている私とは別々の道を歩むメンバーには一言だけ伝えるとするなら、元気でいて欲しいなと思う。
その道が輝きに溢れるようにとか祈るつもりは微塵もないけれど、元カレの幸せは祈らないがまあ元気にすごしてくれとかそういう感じ。
そうだ!これがいちばんしっくりきた!



お元気で、ありがとう、
純粋に応援できなくてごめんね